Date
2014年8月23日 - 2014年8月24日
Time
09:00 - 17:00
Location
成城大学

高等教育質保証学会 第4回大会

主催:高等教育質保証学会

共催:成城大学

 

 高等教育質保証学会の第4回大会のご案内をいたします。


 開催日は2014年8月23日(土)・24日(日)、開催場所は成城大学7号館となります。


 なお、本大会は、成城大学共催としており、経費面、労力面などの点で、多大な支援を受けております。


 第1日目は、グローバル化と質保証をテーマに据えて、グローバル化における人財育成と質保証の問題、留学のラーニングアウトカムと質保証の問題などを取り上げます。具体的には、第1日目午前は、基調講演として、橘・フクシマ・咲江先生(G&S Global Advisors Inc. 代表取締役社長)に、グローバル人財育成に関わるこれまでの豊富なご経験から、「グローバル化における人財育成と大学教育の質保証(仮題)」と題してご講演いただきます。第1日目午後には、「先端研究セッション」として、「留学のラーニングアウトカムと国際的な質保証」をテーマに、留学に伴う国際的な単位互換・成績評価の課題、そのベースとなる学位プログラムの質保証アプローチの国際的な共有化の動向(チューニング等)などを踏まえ、留学のラーニングアウトカムがグローバル人材の育成に繋がるための条件を探究します。


 第2日目午前は、「認証評価セッション」として、「認証評価のインパクト(仮題)」をテーマに、機関別認証評価の4機関(大学評価・学位授与機構、日本高等教育評価機構、大学基準協会、短期大学基準協会)から、認証評価第1サイクルの効果と課題について報告いただきます。その後に、パネルディスカッション形式をとり、参加者とともに、認証評価が各大学の改革にどのようなインパクトを与えたのか、各大学の質の向上にいかに寄与したのか、これからの認証評価に何を期待するか、等について議論します。第2日目午後は、「学会特別セッション」として、「質リテラシー(Quality Literacy)の醸成-プログラム化の可能性を探る」をテーマに、「教学・評価・国際」の三領域の質リテラシーに関する既存の取組や課題などについて論じます。その後に、参加者によるグループディスカッションを行い、自ら身につけたい・深めたい知識・スキルなどについて議論します。


 また、当学会では、これまでの大会において毎回ポスターセッションを開催しています。本大会においても、大学教育の質の保証・質の向上に関する取組みはもとより、大学教育の特色ある取組みを対象に、みなさんからの自由な発表の機会を設定いたしました。なお、パネルなどの準備の関係上、ポスターセッションの参加申込みは8月5日(火)といたします。


 参加費、事前参加申込みは、「参加申込」を参照いただき、8月15日(金)まで受付させていただきます。事前にお申し込みいただいた場合には、割安になっておりますので、是非、早めに参加申込みをいただきますようお願いいたします。また、夏休み中でもあり、宿のご手配などもお早めにしていただきますようお願いいたします。


 みなさんの奮ってのご参加をお待ち申し上げております。

2014年6月24日
第4回高等教育質保証学会大会実行委員会
工藤 潤(委員長・大学基準協会)、
伊藤敏弘(日本高等教育評価機構)、大森不二雄(首都大学東京)、小林 浩(リクルート)、
野田文香(大学評価・学位授与機構)、早田幸政(中央大学)、前田早苗(千葉大学)、
原田明徳(事務局・大学基準協会)

プログラム

8月23日(土)24日(日) 成城大学7号館

※発表タイトル・各セッションの時間などは変更になることがあります

8月23日(土)
9:00-
受付開始
9:40-9:50会長挨拶 川口昭彦(大学評価・学位授与機構)
9:50-10:00開催校挨拶 油井雄二 成城大学学長
10:00-11:30基調講演 橘・フクシマ・咲江 「グローバル化における人財育成と大学教育の質保証(仮題)」
グローバル人財育成に関わるこれまでの豊富なご経験から、グローバル人財育成にかかる大学の役割、これからの大学教育のあり方とその質保証についてご講演いただきます。
11:30-13:00昼食休憩 ・ 評議員会
13:00-13:30総   会
13:30-14:30ポスターセッション
14:40-17:30<先端研究セッション>:留学のラーニングアウトカムと国際的な質保証
高等教育がグローバル化するとともに、その質保証もグローバル化しつつあります。本セッションでは、留学に伴う国際的な単位互換・成績評価の課題、そのベースとなる学位プログラムの質保証アプローチの国際的な共有化の動向(チューニング等)などを踏まえ、留学のラーニングアウトカムがグローバル人材の育成に繋がるための条件を探究します。
【発表者・パネリスト】
○堀田 泰司(広島大学 国際センター 国際教育部門)
○深堀 聰子(国立教育政策研究所 高等教育研究部)
【モデレーター】
○大森不二雄(首都大学東京 大学教育センター)
17:45-19:15情報交換会
 
8月24日(日)
9:00-受付開始
9:30-12:00<認証評価セッション>:認証評価のインパクト
認証評価制度が導入されて第1サイクル7年が過ぎ、現在、第2サイクルに入っています。機関別認証評価機関は、第1サイクルの評価経験を踏まえて、第2サイクルでは、内部質保証や学習成果を重視する方向を打ち出すなど、それぞれ特徴のある評価を展開しています。
機関別認証評価機関4機関(大学評価・学位授与機構、日本高等教育評価機構、大学基準協会、短期大学基準協会)から第1サイクルの認証評価の効果等の検証結果の報告を行います。また、その報告をもとに、パネル・ディスカッション形式で参加者と共に、認証評価における大学側の課題、認証評価機関に対する期待などについて議論します。
【発表者・パネリスト】
○鈴木賢次郎(大学評価・学位授与機構)
○永井良政(日本高等教育評価機構)
○栗林 泉(大学基準協会)
○原田博史(短期大学基準協会)
【モデレーター】
○前田早苗(千葉大学)
12:00-13:30昼食休憩
13:30-16:50<学会特別セッション>:質リテラシー(Quality Literacy)の醸成-プログラム化の可能性を探る
「質保証」が高等教育の重要なテーマとされる中、高等教育質保証学会が、質保証に関わる人材の質リテラシー養成および専門職化に寄与し、多様なステークホルダーの「議論できる場」となることを求められています。「学会特別セッション」では、学会として質リテラシーの醸成に取り組む第一段階として、「教学・評価・国際」の三領域の質リテラシーに関する既存の取組や課題などについて、話題提供をしていただきます。その上で、参加者全員によるディスカッション形式において、質リテラシーの醸成のためのプログラム化の可能性を探るため、その領域や内容などについて、参加者からフィードバックを得ることにします。
【趣旨説明】
〇川口昭彦学会長
【発表者】
○【教学領域における質リテラシーの醸成に関する現状と課題】
  愛媛大学 教育・学生支援機構 教育企画室 教授 秦敬治
○【評価領域における質リテラシーの醸成―質保証を支えるための評価項目の構造化を考える】
  九州大学 法学研究院教授/大学評価情報室副室長 関口正司
○【国際領域における質リテラシーの醸成に関する現状と課題】
  東洋大学 国際地域学部国際地域学科 教授 芦沢真五
【ラウンドテーブル・ディスカッション】
  モデレーター・総括:土屋俊
16:50-17:00終了のあいさつ:川口昭彦学会長 大会実行委員長 次期大会実行委員長

参加申込

・ 事前申込み: 8月15日(金)まで

 

・ 申込み事項: 申込書を参照して下さい(1.氏名、2.所属・職位、3.参加形態(学会員or一般参加等)、4.連絡先(e-mail)、5.情報交換会の参加の有無、6.ポスター発表参加の有無(発表題目・発表概要を含む)など)

 

・ 申込方法: 申込書(WORDファイルのリンク)に必要事項を記載してFAX、e-mailなどで送信して下さい。

 

 事前参加申込み先: 

e-mail: jaquahe@gmail.com

FAX: 03-3260-3667 (大学基準協会 工藤)

 

【大会参加費】
当日申込 5,000円 (学生・院生 3,000円)
事前申込 4,000円 (学生・院生 2,000円)
(なお、正学会員・団体会員(3名様まで)賛助会員(同)・会場提供大学所属者・発表者等は参加費無料となります)
当日、受付にて所定の参加費を申し受けます。
【情報交換会費】
当日申込 5,000円 (学生・院生 3,000円)
事前申込 4,000円 (学生・院生 2,000円)
(なお、発表者は無料とさせていただきます)

スピーカー要旨

8月23日(土)

【基調講演】

○ グローバル化における人財育成 大学に期待すること 橘・フクシマ・咲江 (G&S Global Advisors Inc. 代表取締役社長)

【先端研究セッション:留学のラーニングアウトカムと国際的な質保証】

○ アジアと世界を繋ぐ透過性のある教育フレームワークの可能性 堀田 泰司 (広島大学)

○ 学位プログラムのグローバル質保証-チューニングによる共通基盤形成- 深堀 聰子 (国立教育政策研究所)

8月24日(日)

【認証評価セッション:認証評価のインパクト】

○ 大学機関別認証評価第1サイクルの検証 鈴木 賢次郎 (大学評価・学位授与機構)

○ 認証評価第1サイクルの効果と課題 永井 良政 (日本高等教育評価機構)

○ 第1期認証評価の効果と課題 栗林  泉 (大学基準協会)

○ 認証評価のインパクト 原田 博史 (短期大学基準協会)

【学会特別セッション:質リテラシー(Quality Literacy)の醸成-プログラム化の可能性を探る】

○ 質リテラシーの醸成(趣旨説明資料) 川口 昭彦

○ 教学領域における質リテラシーの醸成に関する現状と課題 秦  敬治 (愛媛大学)

○ 評価領域における質リテラシーの醸成に関する現状と課題 関口 正司 (九州大学)

○ 大学の国際化と質保証の課題―持続的なグローバル人材育成のために― 芦沢 真五 (東洋大学)

ラウンドテーブル・グループディスカッション ケーススタディ (芦沢 真五)

【ポスターセッション発表要旨】

○ 実践的改善プロセスに基づく 日本の短大生の実態に即した学生調査の開発 山崎 慎一 (桜美林大学)、堺  完 (同志社大学)

○ 正課とラーニングコモンズをつなぐ 学科の要望と学修支援内容の接続、IRの活用 橋本 智也 (京都光華女子大学)

○ 理系グローバル産業人の育成プログラム構築における質保証の試み 足立  薫 (京都産業大学)、中村 暢宏 (京都産業大学)

○ 大学評価ワークショップの試行実施 中田 晃 (一般社団法人 公立大学協会)

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