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高等教育質保証学会 第七回大会

 
高等教育質保証学会 第7回大会 開催案内

主催:高等教育質保証学会

共催:大阪大学


初夏の候、関係各位の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。


さて、高等教育質保証学会第7回大会は2017年8月26日(土)、27日(日)の二日間、大阪大学会館(大阪大学豊中キャンパス)にて開催することとなりました。本大会は、「大学教育等の質的転換(新たな環境と新たな学び)をいかに捉え、質保証するか」をテーマとして、開催することといたしましたので、別紙のとおりご案内申し上げます。


我が国の社会は急激なスピードで変わろうとしており、高等教育はその変化に対応するばかりでなく、人材育成と知的創造活動の中核として、社会変化に重要な役割を担うことが期待されています。初中等教育の学習内容の変化、高大接続・大学入試改革等は、新たな環境での新たな学びを高等教育にも求め、各大学・各教育プログラムは自ら質保証を行い、質の転換と向上を進めることが期待されています。本大会では、このような新たな環境と新たな学びを中心に据え、質保証に大きな影響を与えるであろう大学入試改革と内部質保証の展開に焦点を当てたプログラムをご用意いたしました。


第1日目の午前は、鈴木典比古先生(国際教養大学理事長・学長)より、「国際教養大学の質保証~これからの学生に必要とされる能力を育むために~」と題した基調講演をしていただきます。2つの特徴的な大学で学長を務められたご経験から、これからの変革の時代に大学として何をすべきかについて問題提起していただきます。午後には、「セッション1」として、「新しい大学入試と質の保証のあり方~大学入学志願者と教育内容のマッチングを中心とした質の保証~」をテーマに、国内外の大学入試に関わる教職員の方々、さらに今後の認証評価にも重要な役割を果たす高等学校の先生をお呼びし、新しい大学入試と質保証への影響、新しい人材育成を見据えた中等教育の改革、さらにはそれに続く大学教育のあり方について議論を深めます。


第2日目の午前には、「認証評価セッション」として、「認証評価における内部質保証の考え方~内部質保証を評価する方法を中心に~」をテーマに、機関別認証評価機関(大学改革支援・学位授与機構、大学基準協会、短期大学基準協会、日本高等教育評価機構)から、第3サイクルに向けての内部質保証自体の評価に関する仕組みについて報告をいただき、共通理解を醸成します。そして、大会最後のセッションとして、第2日目の午後の「セッション2」では、「高等教育機関における内部質保証の展開」として、大学内の質保証・マネジメントサイクルを回すために必要とされる様々な機能(データや情報を元にしたインスティテューショナル・リサーチ、教育に限らず組織を対象としたインスティテューショナル・イフェクティブネス、改善や変革のためのマネジメントサイクルの実装、開かれたマネジメントと利害関係者との情報共有等)のグッドプラクティスを、国立、公立、私立大学の先生方から、また機関レベル、教育プログラムレベルを見渡しつつご紹介いただき、内部質保証の更なる展開についての会員間の情報共有を進めます。


第1日目の昼に行われるポスターセッションは、広く大学教育の質の保証、質の向上に向けたさまざまな取組みや特色ある大学教育の取組みなどについて、研究者、実践者、そして現在学会員ではない方も含め、あらゆる方々のご発表を受付けます。なお、諸準備の関係上、ポスターセッションの参加申込みの締切りは7月28日(金)といたします。


また、第1日目の夕方には、ささやかではありますが情報交換会を開催いたしますので、是非ともご参加ください。


参加申込み、参加費などは、別添の「参加申込」をご参照の上、7月28日(金)までにお申込みください。事前にお申込みをいただいた場合には、参加費等が若干割安になっております。会場準備の都合もございますので、事前申し込みへのご協力をお願いいたします。また、宿泊先のご手配などもお早めにお願いいたします。


皆様の奮ってのご参加を心よりお待ちしております。


2017年6月
高等教育質保証学会 第7回大会 実行委員会
石倉 佑季子(大阪大学)
岩崎 琢哉(大阪大学)
川嶋 太津夫(大阪大学)
小林 澄子(日本高等教育評価機構)
齊藤 貴浩(大阪大学)(委員長)
桜井 一江(短期大学基準協会)
渋井 進(大学改革支援・学位授与機構)
松坂 顕範(大学基準協会)